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【山梨(甲府)・グルメ】甲府鳥もつ煮と鮑の煮貝

山梨というと全般的に「ほうとう」が名物です。その中で今回は、甲府独自の名物のご紹介です。

B級グルメに輝いた逸品

B級グルメとして、2010年のB1グランプリで1位に輝いた「甲府鳥もつ煮」。もつ煮と言うと居酒屋さんの大鍋で、とろ火でグツグツと煮たものをイメージしますが、「甲府鳥もつ煮」は、ちょっとそれとは違います。鶏のレバー、ハツ、砂肝、玉道(別名:キンカン<生まれる前の卵>)を、醤油と砂糖で甘辛く照り煮したものです。この「甲府鳥もつ煮」は、1950年(昭和25年)頃に甲府の老舗蕎麦屋「奥藤本店」で考案されました。甘辛の味で、お酒のつまみやごはんのおかずにぴったりと、瞬く間にその美味しさは山梨県内のそば屋さんに広まったそうです。だから「甲府鳥もつ煮」は、居酒屋さんでなくそば屋さんのメニューなのです。うなぎの蒲焼のタレのような甘辛い味が、柔らかいレバーやこりっとした砂肝、しこしこした歯ごたえのハツにしみわたっています。中々、他では食べられない美味しさかと思います。甘辛味なので、七味をちょっぴりかけてピリッとした味にアレンジしてもおつなものです。

  •  奥藤本店~ 050-5834-8108
  • 山梨県甲府市国母7-5-12 国母駅から徒歩約10分

海なし県で生まれた海産名物

山梨は、山に囲まれた海なし県です。しかし、その土地でとても美味しい海産物が食べられるのです。それが「鮑の煮貝」です。その昔、400年ほど前に静岡県駿河湾で獲れた鮑を甲州の人々に食べさせたいという気持ちで、鮑の加工研究し「煮貝」の製法を完成させたそうです。その「鮑の煮貝」が江戸末期の頃から甲府に入り名物の味として広まっていったとのこと。醤油漬けとはいえ、鮑本来の味を生かした方法で漬け込んでいるそうです。当時は、浜で採れたあわびを醤油樽に詰めて、馬の背に乗せて運んだところ、馬の背で揺られながら、また馬の体温で樽が温められ甲府に着く頃に、醤油がよく鮑に染みこみ素材の味に旨味が加わり美味しい甲州名物になったそうです。鮑の煮貝

そして、この伝統の味を今も伝えているのが、1584年(天正12年)に、山梨の地に魚屋として産声をあげた「みな与」です。この「みな与」の6代目が駿河の漁師さんと研究を重ねて完成した味覚だそうです。現在でも、11代目が受け継がれてきた昔ながらの製法で、伝統の味わいを追求しているそうです。デパートやスーパーには卸していないそうなので甲府市内の店舗かネットショッピングでしか、手に入らない逸品です。