お勧め観光・グルメ情報東海・中部静岡

【静岡・観光】宿場町「由比」と駿河湾の「桜えび」

今回は、静岡駅から電車でおよそ20分、駿河湾に面した街「由比」で江戸に触れる散策の旅をご紹介します。

 宿場町「由比」

由比は、東海道五十三次の16番目の宿場町として、江戸時代に栄えた街です。天保十四年(1843年)に 宿場は東西約600mの町並みに本陣、脇本陣と旅籠が32軒あったそうです。現在でも、東海道沿いには古い家並みや木塀、神社仏閣等、当時の名残を感じさせてくれます。江戸時代の雰囲気を味わいながらの散策は、情緒溢れる小旅行になると思います。まず訪れたいのは、由比駅から東方面にある東海道由比宿交流館です。ここは、カルチャー、観光、レストラン、ショップの4エリアに分かれており、由比の歴史と観光情報、地域ふれあいの場という多目的施設です。その中の由比本陣跡には、由比本陣公園と東海道広重美術館があります。美術館内には、歌川広重の浮世絵シリーズ「東海道五十三次」が、展示されています。道の反対側には、正雪紺屋という染物屋があり、ここは江戸時代の軍学者の由比正雪の生家です。店舗には、当時の染物用具がそのまま残されており、奥の庭に正雪をまつる小さな祠があります。 その他にも、由比駅から西方面には由比地区で長年名主をつとめた小池家の屋敷があります。この屋敷は、明治期に建てられた国の登録有形文化財に指定された家屋となっています。また、その付近から薩埵(さった)峠の入り口あたり(倉沢地域)の細道には、格子づくりの家並みが建ち並び、江戸時代の風景を伝える街道となっています。

由比本陣公園

写真:由比本陣公園

 名物は、駿河湾の誇る水揚げ量「桜えび」

由比と言えば、名物は桜えびです。この桜えびは、世界的にもとても希少な生物で、国内では静岡県の駿河湾だけで水揚げされているそうです。桜えびのボディは、透き通ったほんのり桜色で、とてもつややかな色合いです。生の桜えびを冷水のボウルの中に入れ、さっとかき回し水気を切ってレモン汁か醤油を垂らして食べると非常に美味です。口に入れた瞬間に、身がプチンと弾け、磯の香りとともに芳醇なえびの甘みが口の中いっぱいに広がります。桜えびは、生食以外にも釜揚げやかき揚げにして食べるのも人気です。ぜひ、ご賞味ください。

静岡桜えび

写真提供:静岡県観光協会